洗濯機メンテナンスの重要性
洗濯機を長く使うためには、メンテナンスすることが大事です。
その方法は、メーカーによって違うので取説を読むようにしましょう。
普段の使い方やメンテナンスについてまとめました。
目次
洗濯機を買い替える平均のタイミング
洗濯機の寿命はだいたい10年くらいになっています。
10年経つと新しい洗濯機の性能もとても上がるのでそのタイミングが目安となっているようです。
寿命は何年と決まっているわけではないです。
故障や不具合がなくても、定められた標準使用期間を超えて使い続けると事故も起こりやすくなる可能性もあります。
標準使用期間は、メーカーによって違うので問い合わせてみましょう。
洗濯機の寿命が近くなると起きること
〇洗濯機からの異音
洗濯をしているときに変な音が聞こえたり、大きな音がしたりする場合は故障している可能性が高いです。
モーターに異常が出る場合もあるようです。
洗濯物の入れすぎや、不安定なところに洗濯機を置くのも音がすることがあるので使用状況を確認しておきましょう。
〇途中で停止してしまう
洗濯機を使っているときにいきなりエラーになって停止してしまうようなことがあれば年数を見て寿命が近い可能性があります。
ただ、排水の状況や洗濯槽の洗濯物のからまりによってのエラーもありますので原因は確認しておく必要も。
電源を一度オフにしてもう一度オンにすると改善するかもしれません。
取説をしっかり読んでトラブルに応じての対処が必要です。
特に異常がないのに何度も停止するときはコンピューターの異常があることも考えられるのでメーカーに問い合わせましょう。
〇脱水に不具合がある
洗う、すすぐまではうまくいっているのに、脱水だけ失敗する場合は排水周りに問題がないかどうか確認しておきます。
排水のホースが外れてしまっていたり、排水口に汚れがたまってつまりを起こしていたりするときにはホースをセットし直してみるか、排水口を掃除してみて様子を見てみましょう。
蓋がきちんとしまっていないときも脱水になる前にエラーとなり停止することがあるのです。
洗濯槽の中の洗濯物の偏りや、洗濯機が水平になっていないことなども考えられます。
すべての原因を取り除いても脱水できないときは、モーターに故障があり、洗濯機も寿命になっている可能性も。
モーターは洗濯機の中でも特に重要な部分で劣化しやすくなっています。
修理ができないようなときは買い替えのタイミングになっています。
〇臭いがある
洗濯機から変な臭いがした場合の原因のひとつは、内部にカビが発生している可能性と、異物の混入や文品の劣化による焦げたような臭いです。
カビの場合は、洗濯槽クリーナーなどで掃除すると解消できるでしょう。
しかし、カビは取り除くことができないこともあるのです。
洗濯機の内部に異物が入って焦げているようなにおいがしたときは、異物を取り除くことでにおいが解消されることがあります。
しかし、自分では取りだせないようなときにはメーカーに問い合わせてみることがおすすめです。
部品の劣化で摩擦が起こって焦げたにおいが発生する場合もあるので焦げたにおいがするときには使用することは控えたほうがよさそうです。
〇水漏れがある
洗濯機から水が漏れている場合も洗濯機の寿命が近いことがあります。
給水ホースや排水ホースが劣化していたり、緩んでいたりしたような原因があれば、新しいホースと交換して接続してみると解消できることがあります。
ただ、水漏れの原因が洗濯槽の故障なら寿命であることも。
ホースの周りに異常が内容なら、洗濯機本体の底から水が漏れた形跡がないかどうか確認しておくようにしましょう。
底の部分が壊れているときは故障と見て修理や買い替えることが必要となります。
洗濯機本体は重いので安定しているところに設置するようにしてください。
〇乾燥がいまいち
乾燥機能がついている洗濯機は、乾燥フィルターが汚れてないかどうかを確認しましょう。
よごれやすいときは掃除しておくようにします。
乾燥機の容量以上の線滝を入れてもトラブルになります。
十分に乾燥しないときは故障している可能性が高いです。
メーカーや業者に依頼し、調べてもらうことが大事です。
〇プラグとコードに熱
洗濯機のコンセントプラグとコードが熱くなることがあります。
これは火事などの原因になってしまいます。
出荷の原因になってもいけないのですぐに使用を停止し専門業者にすることが大事です。
故障の原因として考えられますが、寿命かどうかの判断は業者などのプロが見るとわかります。
〇電源が入らなくなる
洗濯機のコンセントが入っているのに電源が入らないときは、故障か寿命であることが考えられます。
コンピューターが誤作動しているといこともあるので、一度コンセントからプラグを抜いてみましょう。
そのあとに差し込んでみてそれでも電源が入らない場合は故障していると思われますのでメーカーに問い合わせてみるようにしてください。
寿命ではない場合も
寿命の可能性についてお伝えしましたが、次のような場合は寿命ではないことがあるので見ていきましょう。
〇脱水したときだけ異音がする
洗濯をしているときの異音は寿命であることもありますが、脱水のみのときだけ異音がする場合は、洗濯機の本体が水平に置かれていないことが原因だと考えられます。
洗濯物を詰めこみすぎたときや大きい洗濯物を洗っているときは本体のバランスが悪くなることがあります。
脱水のときだけ異音がするなら洗濯物の量を減らしてみたり、大きな洗濯物はコインランドリーで洗ったりなどすることがおすすめになります。
ほかには、洗濯槽の吊り棒が破損している可能性も考えられます。
吊り棒の破損があると、洗濯槽のバランスが悪くなって異音がします。
吊り棒を交換するだけで異音が解消されるので業者に相談してみましょう。
〇給水ホースと排水口からの水漏れ
洗濯機の本体の水漏れも寿命であるケースもあるのですが、給水ホースと排水口から水漏れをしている場合はホースがきちんと差し込まれていない場合や汚れの詰まりだけのことがあります。
給水ホースに穴が開いているときも水が漏れるので、ホースに異常がないかどうかを確認しておきます。
排水口から水が逆流するときは汚れのつまりのせいです。
洗濯機の寿命と判断せずに給水ホースと排水口を掃除してみましょう。
〇給水するのが遅い
給水速度が遅いと感じるときには、給水弁のフィルターの汚れが原因になっていることがほとんどです。
フィルターを掃除して詰まりは取り除いておきます。
それでも給水が遅い場合は、水道栓のゴムパッキンの劣化の可能性もあるので交換して対処するようにしてください。
洗濯機を長く使うためにはメンテナンスが重要
〇洗濯機を詰め込みすぎないこと
洗濯槽に洗濯機を詰め込みすぎると、洗濯機の負担が増えてしまいます。
取説に記載された通りの容量を守り、規定量以上の洗濯物は入れないで使うことが重要です。
洗濯物が多いときには、何回かに分けて洗濯するようにしましょう。
〇洗濯洗剤は適量に
洗剤の量を多くすればよいわけではありません。
洗濯洗剤を入れすぎると洗濯槽に溶け残ってしまい、カビの原因になったり、汚れ落ちが悪くなったりするので適量を守ることが大事です。
〇洗濯機のメンテナンスは定期的に
洗濯機はメンテナンスをすると、汚れが原因になる部品の経年劣化を防いて故障の原因を減らすことができます。
洗剤を投入するところや洗濯槽、洗濯機の外装、排水フィルターなどをきれいに保つことで洗濯機は長く使えます。
〇洗濯したあとは元栓を閉めておく
洗濯機の排水口の元栓は、洗濯をした後に毎回閉めるようにしましょう。
元栓が開いた状態のままにしておくと給水ホースや接続部など洗濯機に負荷がかかりやすくなるので部品の劣化や故障につながります。
水漏れを引き起こしてしまう原因になるので、洗濯したあとには毎回元栓は占めるようにします。
〇異物が入らないように気を付ける
パルセーターに異物が挟まったら洗濯機が正常に動かなくなって故障することがあります。
洗濯物を洗濯槽に入れるときは、ポケットに入っているティッシュや小銭などが混ざらないことを確認しておくようにしましょう。
〇家の外に洗濯機があるときはカバーをかける
洗濯機は家の外に置いていると雨風や日光などに当たり部品がどんどん劣化していきます。
洗濯機の内部基盤に水が入ってしまう場合もあると故障してしまいます。
ベランダなどの外に設置する場合は必ずカバーをかけて保護しておくことが大事になります。
〇転居の場合の扱いに注意する
転居するとき洗濯機を運ぶときは、縦向きで運ぶようにしましょう。
横に寝かせて運ぶと吊り棒で洗濯槽が揺れて傷がついてしまう可能性があるのです。
また、洗濯機の故障につながってしまうので寝かせないようにしてください。
ドラム式洗濯機の場合は、運ぶときにネジが付いているので強く締めればドラムが動かないようになります。
月に一度はメンテナンスを
洗濯が終わったあとには、毎回糸くずフィルターの掃除をするようにしてください。
ドラム式洗濯機の場合は排水フィルターの掃除をしておきます。
洗濯槽は乾燥させておくことをこころがけて濡れていたら拭いておくこともカビなどを防ぐ近道になります。
定期的にメンテナンスをしておくことで、臭いやカビなどが発生しにくくなるので月に1度行うことがおすすめになります。
まとめ
洗濯機にはメンテナンスをこまめに行うことで故障やカビ、臭いを防げます。
1ヶ月に1回は、塩素系漂白剤で洗濯槽をクリーニングするようにしましょう。
スキマのホコリなどはふき取っておき、洗剤の投入口や風呂水フィルターも汚れたら掃除するように心がけておきます。
いつも清潔な状態で洗濯ができることが理想的です。
自分でできないときにはプロの業者にお願いすることもできます。